着物留袖の色抜け修正~結婚式のために!~

最終更新: 8月4日


こんばんは。 クリーニングベルの鈴木です。


毎日、熱い・・・ですね。


さて、今日は東京のお客様からのご依頼による、留袖全体への色掛けのお話です。


連休中にお客様から、お電話でこのようなお問い合わせをいただきました。



娘の結婚式に母親の留袖を着たいが、全体の色が抜けていて着れる状態ではない。 なんとか、色掛けによって修正できないか!?


お電話では現状がわからないので、メールにて写真を送って頂きました。 しかし、それを拝見しても、判断することができずにく、留袖を当店にお送りいただきました。


現物を拝見すると・・・ 『ちょっと厳しい』 私が見てもそんな印象であり、その旨を率直にお客様にお伝えすると、数店舗に依頼したものの、色修正はできないとの返事であったということです。 しかし、諦めずネットで当店のホームページを見てご依頼を下さったとのこと。


お客様とこのようなお話をさせていただく中で、私は『無数に出てくる検索結果の中から当店がヒットし、お客様にご連絡をいただくことができたことも何かのご縁だ』と思いました。 また、お客様のご要望にお応えすることが私の信念ですので、いろいな方法を考えました。



1.全体の染め替え  ×:娘さんの結婚式まで40日しかないので、納期に間に合わない。
2.色掛け  △:ピースガンで色を掛けることはできるが、完全には元の色にはならない。
3.色の復元  ×:加工剤で、色を復元する方法は、テストの結果駄目でした。


お客様のご要望は、『完全に元に戻すことは無理でも、着られる状態にして欲しい』ということ。 上記の検討策の中で、2番目の方法で着られる状態まで色を掛けることにしました。


■作業前

■マスキング(家紋・白糸が染まらないようにします。)

■色掛け(全体に目を配りながら、色を調整します。)

■色掛け後(自然乾燥で3日間乾燥します)

■色の差(色抜けした裏地と、色掛した表地の色の違い)



室内外で色の確認をしましたが、着ることができる状態まで、色掛ができました。 お客様に作業結果をご連絡して、すぐに品物を発送させていただきました。 なんとその後、お客様からお礼のお手紙などを頂戴しました。 とても嬉しかったです!


娘さんのご結婚、本当におめでとうございます。


お役に立てれば、幸いです。






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