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ヘアカラーのシミが付いてしまった・・・

更新日:2021年8月3日


こんばんは、クリーニングベルの鈴木です。

今日は、コートに付いたヘアカラーのシミ抜きについてお話いたします。



ヘアカラーには種類があります。


酸化染毛剤は、一旦染まると色持ちが長い時間維持されます。

染毛力に優れていますが、有効成分の「酸化染料」が体質や肌状態によってはかぶれにの原因になるため、使用前にアレルギー試験(バッチテスト)を行います。

色が染まる仕組みは、有効成分の酸化染料が毛髪の中に浸透し、酸化して結びつきことで発色し、色を定着させます。

酸化染毛剤には染色と毛髪の色素であるメラニンを脱色する2つの働きをする作用があり、オシャレ染めができます。

一番手軽に髪の色を変えられる、ヘアカラースプレー・ヘアマスカラ・カラースティックがあります。

こちらは顔料などの着色剤を髪の表面に付着させて、一時的に着色します。

着色は、数回のシャンプーで落ちますので、手軽に着色できます。

注意点は、汗や雨などで色落ちし、衣類に付着することがあります。

当店でも、衣類に付着した品物が持ち込まれます。


こちらは、当店に持ち込まれたヘアカラーが付いてしまったコートです。

写真ではちょっとわかりにくいですが、右衿、袖・胸と左胸にカラー(黒色)がついていました。

右胸はお客様が洗剤でカラーを落とそうとしましたが、あまり変化がないのでそのまま持ち込まれました。(;_;)



普通に考えるとシャンプーで落ちるんだから、服に付いたカラーも落ちるのではと思いますよね。

でも落ちない(゚Д゚;)



なぜか?

それは、毛髪の表面にキューティクル「角質化した蛋白質の鱗 (うろこ)」がカラーの浸入を弱くしているのだと思います。

すいません、私の勝手な推測です。



でも、洋服は撥水加工などがされていなければ、ありのままの繊維ですので、着色が浸入してしまいます。 生地によっては染まってしまうこともあります。



私は、毛染めなどが付いてしまったら、自分で落とすことを諦めて、当店にお持ちいただくのが良いと思います。

決して高いシミ抜き代ではないと思います。

色の付いたシミは、水分を含むと染まることがあり、シミ抜き代がその分かえって高くなりますので、付いたらなるべく何もせず、お持ちいただいた方が金額もかからないと思います。



【シミ抜き前:Before】   【シミ抜き後:After】

キレイになりました!

シミ抜き代は2,000円です。


お役に立てば幸いです。

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